大阪府警の警察署に勤務する20代の女性職員が、先月から今月まで、数日間キャバクラ店でアルバイトをしていたことが明らかになりました。この職員の行為は、許可を得ずに本業以外の仕事をかけ持つことを禁止した地方公務員法に反するもので、大阪府警は近日中に職員を処分することにしています。
大阪府警の発表によると、茨木警察署の総務課で働く20代の女性職員が、先月から今月の間の5日間、茨木市内のキャバクラ店でアルバイトをして、ホステスとして数万円の報酬を受け取っていたということです。
この職員はことし4月に一般職員として採用され、警察署の総務課で署員の福利厚生などの事務を担当していました。アルバイトをしていたキャバクラ店は署から約2キロ離れた茨木市内にあり、職員は署での勤務が終わったあと、そのまま店で働いたこともあったということです。
この事件は同僚の警察官が気付いて上司に報告したことで明らかになりました。女性職員は内部の調査で、府警に採用される前に別のキャバクラ店で働いていた経験があることや、生活に使うお金欲しさにキャバクラ店で働いたことを、軽はずみな行動だったと話しているということです。
警察はこの職員の行為を、許可なく本業以外の仕事をかけ持つことを禁止した地方公務員法に違反するものであるとして、近日中に処分を下すことにしています。