5日(日本時間6日未明)、アメリカ南部のテキサス州の教会で、男が銃を乱射する事件がありました。現地の警察によりますと、これまでに26人が死亡し、約20人がケガして病院に運ばれたということです。銃を発砲した男はすでに死亡したが警察はこの事件の詳しい状況について調べています。
事件があったのはサンアントニオから南東に約50キロ離れたテキサス州のサザーランドスプリングスにある小さな街の「バプテスト教会」です。
州当局の説明などによりますと、現地時間の5日午前(日本時間6日未明)に、日曜礼拝中だった「ファースト・バプテスト教会」に、黒ずくめの格好をした若い男が教会に向けて銃を発射し、さらに教会の内部に入って無差別に発砲を続けました。
その後、住民が車で逃げようとする男を追いかけました。男は車の中で死亡していたが、射殺されたのか自殺したのかはまだ判断できません。また、車からは複数の武器が見つかったということです。
警察によりますと、容疑者の男はサンアントニオ郊外に住む26歳の白人で、すでに死亡したということです。警察が自宅を捜索し、この事件の背景などについて調べています。
地元の警察によりますと、この事件で教会にいた計26人が死亡したということです。そのうち、23人が教会内で、2人が外で、残る1人は病院で亡くなりました。また約20人がけがをしたと伝えています。
訪日中のトランプ米大統領は6日午前、ツイッターに「神がサザーランドスプリングスの人々と共にありますように。日本から状況を見守っている」などと投稿しました。
米メディアの話によると、米国では銃を使った事件が絶たず、先月にはネバダ州ラスベガスで、男がコンサート会場に向けて乱射、58人が死亡し、約500人が負傷する事件が起きたばかりです。昨年6月にもフロリダ州のナイトクラブで男が乱射、49人が死亡した事件が発生しています。