9月21日夜、静岡市の住宅で、父親を刃物で刺したとして、この家に住む16歳の男子高校生が殺人未遂の疑いで逮捕されました。父親はその後、死亡が確認されました。捜査関係者によると、男子高校生は直前にゲームをしていて、「父親にゲームのことで怒られてかっとなった」と供述しているということです。
21日午後6時半ごろ、静岡市葵区の住宅で、51歳の男性が刃物で刺されて搬送先の病院で死亡しました。
警察は、男性の息子で16歳の男子高校生が刺したとして、その場で殺害しようとした疑いで逮捕しました。静岡県警静岡中央署は男性の死亡をうけて、男子高校生への容疑を殺人に切り替えて調べていています。男子高校生は調べに対して、容疑を認めているということです。
これまでの調べから、男子高校生は事件の直前にゲームをしていたことがわかっており、男子高校生は動機について、父親にゲームをしていることを注意され腹を立てたことや、もともと頻繁に怒られていたことが気に入らなかったとと捜査関係者に話しているということです。
被害者の男性が自分の部屋でゲームをしていた男子高校生に食事の準備ができたと声をかけていくと、男子高校生がひどく怒り、台所の包丁を使って男性の首を何度も刺したということです。部屋から血の付いた状態で包丁が見つかっているほか、父親の首には複数の刺し傷のあることが警察への取材でわかりました。事件が発生した当時、自宅には男子高校生と父親のほか、母親がいました。
男子高校生は父親と母親の3人暮らしで、母親は「息子が刺した」と話しているということです。警察は事件に至った経緯や動機についてさらに詳しく調べることにしています。